Vendita vino online

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フランスがワイン市場について行うリサーチや手法はとても、インテリジェンスであり時として我々がマーケットの傾向を知る為のヒントとして役立つのである。例えば、2013年5月に、Sowine/SSI が発表した調査結果を発表した。この調査は、18歳から65歳までの選ばれた1202人に対して、ワインの購入方法について問うたものである。この調査の目的は、フランスのワイン消費者の購買行動に新しいテクノロジーがどのように影響を与えているかを検証するものであった。

インターネット経由での購買のアプローチのなかでもっとも問題となるのは、新規購入をする時に、実際の購入に進むまでにどれだけ安心感をあたえる情報が得られるかということである。インターネットにより新たな購買層となった人々は、全体の63%、その中でインターネット上に流れる宣伝を信頼するのは、わずか14%、一方で約80%は、インフォメーションのシェアをすることによる、おすすめ情報を必要としている。

ちなみに、同じくインターネット経由の購買層の中で、元々のワイン愛好家は35%、ワインにかなり精通しているエキスパート層は、わずか2%である。

調査によると、2012年と2013年の間で、ワイン購入にあたり、スマートフォンやタブレットなどを通じての購買に大きな差はないとのこと。一方、テクノロジーの世界では、いち早く新たな購入スタイルに向けて、システムを開発する必要がある。再び発表された調査結果を振り返ると、新規の購入者層の80%はワイン購入により情報を必要としている。

 

ここで、オンラインでのワイン購入にあたり、どのようなサービスがあわせて提供されるべきか考えてみよう。約60%の場合は、友人や知り合いを通じての口コミを信頼する、そして、エノテカの情報を元にという意見は約40%、同じくエノテカの情報についていうならば、ワインのエキスパート層では、約20%。続いて、生産者からの情報は、20%、一方でインターネットからの情報は14%を超えない。

このデータは、”選択の際に依存するもの”として読み解くのではなく、選択をするときの”情報の優先順位”として読み解く必要がある。つまりは、新規購買層は、ワインについての知識が自分と同程度の人からの情報をより取り入れる傾向にあり、プロの意見や、活用することができればいいのであろうが、まだ完全に信用はしきれてはいない情報網のもっているポテンシャルを活用しないのである。

最後に、購買の価格について。オンラインでの購入価格帯は、5-10euroが48-51%,5euroまでが、24%、11-20€が、21-22%、一方20€をこえるものは7%.

まとめとして、テイスティングやワインの購入の知識には依存せず、興味深いデータは購入の頻度、つまり購入しないからといって、ワインを飲まないということではないのである。

ほぼワインを買わない消費者層は12%,年に数回購入するの層は39%,月に数回購入する層は36%、残りの13%は、週に数回。先述のように、購入の有無は、消費とは全くと言っていい程関係がない。

このように、データの読み方は視点を変えることにより変化しうる、しかしながら変わらずに存在するのは、より的確な情報と、簡単にアクセスできること、しかしこの点は統計データとして測りとることはできないのである。

AIS  Devinisより

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