Club AIS

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AISイタリアソムリエ協会は、2015年に50周年を迎える。今までに、我々はおおくのソムリエを養成してきた。それは、イタリアだけでなく、海外にもひろがっている。

ヨーロッパでは1980年代に、ドイツ、イギリスからコースを開始、そしてアメリカ、日本、タイ、ロシア、そしてシンガポールへと拡大。続いて、ヨーロッパでは、べルギー、オランダ、ルクセンブルグなど、他にも多くの要望があったが実現できなかったところもある。そして、2010年には中国、ブラジル、メキシコ、そして日本へと続いていった。

Tastevin

このようにして、イタリアソムリエ協会が拡大し広く知られていくようになったプロセスは、各国からの熱い要望があったからに他ならないが、それは、同じような国際的なプロフェッショナル性を養成するものが他に存在せず、だからこそ価値が見いだされたからである。

AISのソムリエ養成講座の素晴らしいところは、遥かに大陸をこえて世界にネットワークがひろがっても、その距離を感じさせない、真の生きた、柔軟な文化を創りだしている点にある。

毎年、世界の各地からAIS ソムリエ養成講座の新たなパートナーシップ締結の要望をうけ、同時にすでにAISのソムリエが存在している国々からの様々な意見をうけてきた。そして、ここにイタリア外の他の国々や都市で、新たな形でのAISイタリアソムリエ協会のネットワークを形成するプロジェクトに至った。そして、生まれたのが ”Club Associazione Italiana Sommelier”である

Club は、エノガストロノミー文化の前線部隊ともいえる。養成コースや、既に英語、日本語に翻訳されているテキストを使って、ワイン文化をさらに深め、勉強しようとする人々に向けて普及活動を行う。各国のClubは、AISの規定にのっとって、世界の中でイタリアワイン、そして文化に息を吹き込んでいく”総領事館”のような役割をになっていくであろう。このような背景から、中国は広州でClub AIS が発表された。

セレモニーは2013年12月14日(土)、AISイタリアソムリエ協会 副会長ロベルト・ベリーニ氏と総領事官ベネデット・ラッティエリ氏の立ち会いのもと広州で行われた。そこでは、各国のClubのミッションとして、AISイタリアソムリエ協会そして、イタリアのワイン文化、そしてワインと食の食べ合わせに至まで、を普及する事を基本としていることが発表された。さらに、AISイタリアソムリエ協会の理念は限られた人に向けられたものではなく、ワインに興味のある人、そして、アイスイタリアソムリエ協会の教授法や規則などの共感する人であれば、誰にでも門戸は開かれている事が再度述べられた。

中国でのClubの責任者には、2011年からソムリエであり、10年中国に在住の、マッテオ•マッツォーニ氏が任命された。この活動は、ここにとどまることなく、中国、カナダ、日本、イギリスと、タストヴァンを結ぶ銀の鎖のごとく続いていく。Club_AIS_Guangzhou_01

 

AIS Italia より抄訳

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