Enologo(醸造家)といえばワイン造りの専門家でもあります。その彼らが口々に言うのが「Enologoがワインを作る訳ではない。やはり畑のぶどうのクオリティーがあってこそのクオリティーワインなのだ」と。
AIS認定ソムリエ養成コースの中では、1レベルの最初に勉強するのが「栽培学と醸造学」。Accademia dei viniのコースでは、この授業には現在エノロゴとして世界を舞台に大活躍中の醸造家「Francesco Bartoletti先生」を招いて授業を行っています。
週末には、課外授業として彼の手がけるワイナリーを訪問し、醸造家からみたワイン造りについてじっくり学ぶことができ、イタリアならではのワインの勉強法を実体験。
この日訪れたのはVinci市郊外でChiantiワインを作る「Tenuta Bacco a petroio社」。家族経営の小さなワイナリーながらも、エノロゴBartoletti氏との協力のもと、丁寧に誠実に作られたワイン。 伝統的なトスカーナ料理と共に5種類のワインをテイスティングさせて頂きました。アグリツーリズモも経営しているこちらのワイナリー、自家製のプロシュートやサラミも振る舞われ、ワインとの相性は抜群に調和がとれており、生徒の皆さんもご満悦の様子でした。
イタリアには、まだまだこうした小さいながらも素敵なワイナリーがたくさんあります。日本にもそんなワインが沢山上陸しているはず。日本で味わうイタリアワインからもそんなイタリアの空気を感じ取ってみてください。