先日名古屋市の「クラシコ・クッチーナ・イタリアーナ」で行われたMesser chianti Weekイベントが開催されました。ちょうど8周年を迎えるイベントと同時開催したお店には、約100名のお客様が訪れたそうです。イベントの様子をクラシコ・クッチーナ・イタリアーナのマネージャー AIS認定ソムリエ田川 勲さんより伺いましたのでご紹介致します。
「クラシコ・クッチーナ・イタリアーナ」“キャンティウィーク”
・開催期間 2012年10月16日(火)~10月20日(土)
・テーマ 8周年「トスカーナ料理」特別ディナーコースと共にヴィンチ市のキャンティをコラボレーション。
ワインと合わせたトスカーナ料理の内容
〈お口取り〉
トスカーナ風 アンティパストミスト
サンダニエーレ産プロシュット・フィノッキオーナ・
鶏レバーパテのクロスティーニ
〈冷たい前菜〉
山口産 甘鯛のセミセッコ
インゲン豆と大麦のカラスミ風味のインサラータ添え
〈温かい前菜〉
イタリア産 ポルチーニ茸のクレーマと
フィレンツェ風リコッタチーズのスフォルマートのグラティナータ
〈パスタ料理〉
アルバ産 白トリュフと鴨のラグーで和えた
栗粉のパッパルデッレ
〈メイン料理〉
シエナ産 チンタセネーゼ豚のビステッカ
フィレンツェ風アリスタのスーゴ添え
〈ドルチェ〉
熊本産 利平栗のガルファニャーナ風ミルク煮“トゥッロレ”と
マスカルポーネのムース・チョコレートのジェラートとチェンチ添え
エスプレッソ
3社のワインですが、どのお客様からも「飲みやすい!」という反応がほとんどでした。また、食事と一緒に飲むと、更に飲みやすく、食事との相性の良さを感じるね!と話されたお客様が多くいらっしゃいました。他にも「イタリア郷土料理と郷土ワインの食文化なのだろうね」とポツリと話されたお客様は印象的でした。実際にワインを出したのは、温かい前菜・パスタ・メイン料理のタイミング。パスタ料理との相性は特に素晴らしく、栗を使った料理との相性の良さを、多くのお客様が「いいね!合うね!」と言って頂きました。また「白トリュフの土っぽい香りと、サンジョヴェーゼの香りの相性が気持ちいい!」というワイン好きのお客様もいました。また、ワイングラスではなく、足のないコップでサービスをしたところ、酸味が少し増し、チンタセネーゼのビステッカとの相性の良さが、より良くなり、お客様とスタッフで大盛きく盛り上がりました。「料理とワイン」相性の一番良かったという組み合わせをご紹介します。
〈温かい前菜〉
イタリア産 ポルチーニ茸のクレーマと
フィレンツェ風リコッタチーズのスフォルマートのグラティナータ
ワイン:カンティーナ・レオナルド社・キャンティ
落ち着いた優しい酸味とリコッタチーズのスフォルマートの相性がとても良いというお客様が多かったです。
〈パスタ料理〉
アルバ産 白トリュフと鴨のラグーで和えた栗粉のパッパルデッレ
ワイン:ラ・ファットリア・ベッティ・キャンティモンタルバーノ
とてもスタンダードなキャンティの雰囲気がある!というお客様の感想が多く、栗の風味と合うね!と、一番評判の良いコラボレーションでした。
〈メイン料理〉
シエナ産 チンタセネーゼ豚のビステッカ
フィレンツェ風アリスタのスーゴ添え
ワイン:ポッジョトンド キャンティリゼルヴァ
酸味もあり、タンニンもしっかりしていたこのキャンティが、メインとの相性が良いという感想のお客様が多かったです。」
イタリアワインの醍醐味「料理とワインの相性」にテーマが置かれているのは、さすがAISソムリエのなす技だと思います。
10月から約1ヶ月間行われているMesser chianti Week、現在では10月22日より京都、宮崎にて開催されています。
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