現在家業で酒屋をされている藤原さん。ここ数年、大型店の出店が相次ぎ、価格競争が激しくなってきている中「ここはお客様へのサービスを充実させる事に意味がある!!」と感じ、少しでもワインの知識を身につけてお客様に貢献したい。。。という思いからAISのコースに参加されたとのこと。お客様がご来店された時、1つでも何か得るものがあれば。。。と、常に思っていらっしゃるそうです。
「授業は、本当に充実したもので、実際に醸造家の先生から、醸造学を学び、地域の専門の先生方から、それぞれの州の地域の特徴、ブドウの特徴についての講義を受け、また、ワインと食べ物の食べ合わせなども学ぶことができ、普段疑問に思っていたことを、その場で質問し解決できたことによって、確実に自分のものにしていくことができました。授業の内容は、決して簡単なものではなくて、暗記することもとても多く、早朝から、帰宅後は夜半まで、また、少しでも空いた時間は勉強に費やしたりしましたが、振り返ると大変充実した日々だったと思います。その分、試験に合格したときの達成感は相当なものでした。日本人スタッフの大変分かりやすい通訳のおかげで、授業の内容を十分に理解することができたと思いますし、コースを受けているときに発生した疑問にもすぐに対応していただいたりと、言葉で言い表せないほど感謝しています。」とコースを振り返りお話してくださいました。
授業以外のイタリア生活では、自炊の生活であるため、自分の目でみて食材を選び、それに合うワインも考えながら選び、そして味わうといった生活、週末には近場のルッカ、リボルノ、チンクエテッレ、フィレンツェなどを訪れて、それぞれの地域の食べ物とワインを味わうことができたことは、家業の酒屋で、土日なく働いている藤原さんにとっては、普段得ることのできない非常に素晴らしい経験になり、貴重な時間を過ごすことができたそうです。
「これから、この専門性を生かして、ワインの試飲会、勉強会等を大なり、小なり行い、イタリアワインの美味しさを知っていただき、販売促進につなげていきたいと思っています!」と藤原さん。藤原さんはAISソムリエ取得後、もう1度コース内容を聞いて復習したい、と渡伊。再度全てのカリキュラムに参加するという、とても勉強熱心で高い目標をお持ちになっています。今後藤原さんの活躍で、故郷の宮崎だけではなく、日本全土の皆様にイタリアワインの魅力を伝達していってくれることでしょう。
ープロフィールー
AISソムリエ取得時期: Accademia dei Vini 19期(2012年5月コース)
合資会社 藤原酒店 勤務