先日4月22日にHotel Park Lane Sheraton(ロンドン)で開催されたWSA世界ソムリエコンクールにおいて、イタリア代表のLuca Martini氏(32歳/Arezzo出身)が優勝しました。2位にはフランス代表のJonathan Fillon,3位にはもう一人のイタリア代表トレントの Dennis Metzが続きます。
Luca氏は地元アレッツォにある”Osteria da Giovanna”にて勤務するソムリエで、今回参加した各国を代表する22名の選手のトップ、つまり世界のトップに立つことになります。
コンクール当日は朝9時から選考の為の筆記試験が行われ、世界のワイン及びワイン生産地の知識、ビール・リキュール・蒸留酒・水などの飲料全般に対する知識、そしてワインと料理の相性に着いての質問が出され、テイスティングでは2種のワインに着いて英語での表現を行い、その他、ソムリエとしてのコミュニケーション能力等に着いても試される選考試験が行われました。22名の各国を代表する選手がそれぞれの知識と能力を出し切った後、16時にフィナーレに参加する事の許された3名が選出されました。
最終選考は全て英語で行われ、選手達は2種のワイン、1種のビール、1種の蒸留酒のブラインドテイスティングを課され、その後食前酒のサービス、カクテルの準備、2種のメニューに合わせたワインの提案、赤ワインのデカンタ、ワインリストを前にそれぞれのワインの説明を行いながら、コミュニケーション能力を見る為の試験等が行われました。
試験後は審査員による厳正な話し合いの後、Franco Ricci氏(Worldwide Sommeliers Association代表)から優勝者が告げられ、トロフィーと優勝のたすき、そして世界最優秀ソムリエの証としてタステヴァンが授与されました。
今回第3回世界ソムリエコンクール開催時には「Made in Italy」をテーマに、イタリアのワインと食をテーマにした試飲会も開催され、一般の人々にもワインを身近に味わって頂く非常に良い機会となりました。
第4回世界ソムリエコンクールは2015年にメキシコ画集国の南東部カンクンにて開催される予定です。
Associazilne Italiana Sommeliers