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Lista dei vini : 3 livello Corso di sommelier IN GIAPPONE

先日日本で開催されたイタリアソムリエ協会認定ソムリエ養成コース:3レベルのワインリストをご紹介します。

イタリアから持参したワインと日本国内ですでにお取り扱いのあるワインをリストに入れさせて頂きました。

今回はワインももちろんですが、イタリアのコースでは行えない新たな試みが「日本食とのAbbinamento」。お寿司や刺身のお料理だけではなく、山椒やわさびといった日本独特の調味料とも相性を追求しました。思いがけない発見があったり、今までの日本で思われていた「日本食とワインの相性」における考えを大きく変えるような食べ合わせがあったり。発見だらけの授業になり、非常に興味深い経験でした。

今後のコース開催予定は次の通り。

イタリア:26期(5月31日から:最終受付中)、27期(10月31日から:現在受付中)

日本:9月に1レベルを開催予定。

お問い合わせは:office.pr@accademiadeivini.com までご連絡下さい。

使用ワイングラス:Bormioli Rocco, Bormioli Rocco JAPAN

 

生産者名 輸入業者 サイト
Contiducco 日本未輸入 http://www.contiducco.it/it/
Cantina Novelli モンテ物産株式会社 http://www.cantinanovelli.it/
Vinicola Zito 株式会社モトックス http://www.zito.it/
Cantine Ceci   http://www.lambrusco.it/
Abazzia Novacella 株式会社ヴィントナーズ http://www.abbazianovacella.it
Tenuta Ambrosini 日本未輸入 http://www.tenutambrosini.it/
Eugenio Collavini   http://www.collavini.it/
Murola 株式会社オーバーシーズ http://overseas-inc.jp/
Montechiari 藤原酒店 http://fujihara-saketen.jp/
Tenuta Colli di serapetrona 日本未輸入 http://www.tenutacollidiserrapetrona.it
Terresacre モンテ物産株式会社 http://www.terresacre.net
Baglio di Pianetta 大榮産業株式会社 http://www.bagliodipianetto.com/
Azienda Agricola Caudrina 株式会社オーバーシーズ http://overseas-inc.jp/
Abazzia Novacella 株式会社ヴィントナーズ http://www.abbazianovacella.it
Calepino 大榮産業株式会社 http://www.ilcalepino.it/
Odoardi 大榮産業株式会社 http://www.cantineodoardi.it/

 

水を3日でワインに変える奇跡のマシーン 

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Dailycalleryoriのニュースから。 今までにも、ワインを一瞬にしてつくる奇跡、なるものが歴史のなかで散々いわれてきているわけであるが、もはや21世紀。 今回ミラクルマシーンとして、紹介された機械、発明者はKevin Boyer 氏と、Philip James氏、コストは500ドル以上。 どのような仕組みなっているかというと、通常のワインをつくるのと同じプロセスを小型化したもの。ホームワインメーカーを使う為には、ベースとなるいくつかの材料を購入する必要がある。濃縮ブドウ果汁、酵母などがそれであるが、Amazonなどでも購入可能。Miracle_Machine_03醸造キットを購入したら、ミラクルマシーンに注ぎ、発酵が起こるのを待つ。 時折、プロセスが正しく起こっているかを、スマートフォンのアプリを使って確認。モストの中に含まれている糖度をはかる機械や、空気をいれるための小さなポンプも含まれている。 必要アプリなどが使える様になったら、ホームメードワインが可能になるのである。カベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、ソーヴィニヨン、ピノワール、シラー….なんでも好きなワインが作れる、なんと発明者によると、味も悪くないのだとか。

 

AIS De Vinis より抄訳

24°Accademia dei vini : Il corso è stato completato!

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Accademia dei viniとAIS による「第24期AIS認定ソムリエ養成コース」が2月28日に無事終了をしました。(場所:モンテカティーニテルメにて)

4週間にわたるコースの中では、通常のイタリアで開催されるコースと同様1レベル/2レベル/3レベル全てが行われました。

その後、イタリアの国家資格試験でもある「AIS認定ソムリエ最終試験」が行われ、生徒のみなさんもコース期間中の努力の結果を存分に発揮することができたのではないかと思います。

合格者の発表はおよそ1ヶ月後となる予定です。

年間3回開催されているこちらのコース。次回の開催は5月31日からです。    ご興味のある方は office.pr@accademiadeivini.com 又は  info@aisjapan.itまでお気軽にお問い合わせ下さい。

2014年ヴィーニイタリーでのソムリエサービスのご応募について

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2014年のヴィーニイタリーはヴェローナフィエラにて、4月6日から9日のプログラムで開催されます。4日間にわたって、テイスティング、記者会見、出展社主催のワークショップなど、他様々なイベントが開催されます。他にも、イタリア、ヨーロッパ、そして世界各国で、ワインにまつわる最新の情報についてのコンベンションなどが予定されています。

イベント開催期間にソムリエとしてサービスの仕事を希望されるソムリエの方は、イタリア語サイトより資料をダウンロードして、必要事項を記入の上、3月1日までにご応募ください。

http://www.aisitalia.it

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23°Accademia dei vini : Nuovi Sommeliers Giapponesi!

IMG_1113Accademia dei viniとAIS Japanによる「第23期AISソムリエ養成コース」に置ける最終試験合格者の発表が、Accademia dei vini代表Andreacchio Vincenzo氏より発表がありましたので、ご紹介致します。

第23期ソムリエ合格者:丸山 奈奈さん、下村 麻美子さん、福市 あきのさん 他 です。

「ワイン」をテーマに日本から、そしてイタリア在住の方もご参加くださいました。

ワインがつなげるご縁をこれからも大切に、そして合格者の皆様の益々のご活躍にイタリアからもエールを送らせて頂きます。

皆様おめでとう御座います。

年間3回開催されているこちらのコース。次回イタリアでの開催は5月31日からです。ご興味のある方は office.pr@accademiadeivini.com 又はinfo@aisjapan.itまでお気軽にお問い合わせ下さい。

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ワインのダイエット

Vino_a_Dieta_012013年2月、イギリスの厚生大臣は、「ワインのラベルに栄養成分表示をするかどうかの審議が行われようとしている」と発表した。この議案はアルコール飲料業界でもすでに議論されているようである。

 

イギリスの厚生省は、「ビール、ワイン、蒸留酒のボトルに栄養成分の詳細を記載することは、肥満やアルコール依存症の減少にもつながるのではないか」と考えている。

この見解は、イギリスのアルコール飲料市場に好意的に受けとめられている。そして、この議案は、飲料のアルコール度数の強さに応じて課税するという政府の政策に対し、もう一つの案として見られているのだろう。

イギリスにおけるアルコール飲料の消費は非常に多様で、中でもワインとビールが主なもの。ワインは、私たちにとってより関心が高いものであるが、このワインについては、毎年一人当たり2,4000カロリー分の量のワインが消費されているという。これはポテトチップス184袋分に相当する。

このような見解に関心が高まりつつある中、アルコール度数が高いワインに嫌悪を抱かせるように、無理やりそうさせるようなわざとらしさを皆が少々感じている。

そして、ワイン業界にざわめきが起こった。2013年9月、低アルコールワインがリリースされたというニュースが頻繁に駆け巡ったからだ。

この騒ぎはニュージーランドにも届いた。ニュージーランドはワイン新興国であり、伝統というものがまだ完全には確立されていない。このため、このような極端な変革も寛容的に受けとめられた。

そこで、関係省庁が再度召集され、そこにはニュージーランドのワイン協会も含まれていた。この召集には一つの野心的な狙いがあった。それは「ニュージーランドを “lifestyle” ワイン、すなわち低アルコール・低カロリーワインの世界的リーダーにしよう」というものである。

Vino_a_Dieta_03-1ニュージーランド・ワイン協会の代表者は、「この分野のワインは、ある消費分野では成功するだろう。そのため、この研究が確かなワイン醸造技術によって、そして自然の酵母だけを使用し、より自然な製法でワインを製造する、すなわち実際のワインの製造方法と離れていない製法でプレミアムワインを製造することを意図しているなら歓迎である。」と納得しているようである。

最終的な目標は、嗅覚・味覚による味、香りの複雑さ、味わいの深さを損なうことなくワインに含まれるアルコールを減らし、そしてワインのカロリーを減らすことである。

今までに1,004万ユーロの予算がこれに割り当てられた。

何人かのぶどう生産者やワイン生産者に彼らの意見を聞いてみたところ、彼らの回答には驚きは見受けられなかった。しかし ただ一人、あるアルタ・ランガの生産者が冗談半分本気半分で次のように述べていた“私は、デュカンダイエット(*)がワインにも必要だとは思えない…”と。

(*) フランスのピエール・デュカン博士が考案したダイエット法。ハリウッド俳優などが実践しているダイエットとして話題になった。

 written by Akino Fukuichi(Sommelier AIS)
AIS Italiaより抄訳

Lista dei vini : 23°Accademia dei vini

AIS認定ソムリエ養成コースでは、授業の内容をより理解して頂く為に、授業の内容に合ったワインを選ぶ事が義務づけられています。

2013年10月からイタリアにて開催されたコースにおいて使用したワインのリストをご紹介致します。

使用ワイングラス:Bormioli RoccoBormioli Rocco JAPAN

 

生産者名 サイト
AZ.AG ca’di frara http://www.cadifrara.com/
Valori www.masciarellidistribuzione.it
Rosso di san vito http://www.cantinecifarelli.it/
AZ.AG castellari bergaglio http://www.castellaribergaglio.it/web/it/
Agricola f.lli tedeschi www.tedeschiwines.com
AZ. PLANETA http://www.planeta.it/
Le vigne di san pietro www.levignedisanpietro.it
Conti ducco http://www.conticucco.it
Rosa bosco http://www.rosabosco.it/
Cantina Tramin www.cantinatramin.it
AZ.AG castello di corbara www.tenutadicorbara.it
Ruggeri valdobbiadene http://www.ruggeri.it/
Az.ag ricci curbastro&figli http://www.riccicurbastro.it/
Capetta http://www.capetta.it/
Cantine leonardo da vinci http://www.cantineleonardo.it/it/default.asp
Cantine florio http://www.duca.it/cantineflorio/
Lis neris http://www.lisneris.it/
Melini www.melinichianti.com/
Tasca d’almerita www.tascadalmerita.it
Eugenio collavini http://www.collavini.it/
Colle picchioni http://www.collepicchioni.it/
Az.Ag Pecchenino F.lli http://www.pecchenino.com/it/vini.php
Principe pallavicini http://www.principepallavicini.com
AZ.AG villa franciacorta www.villafranciacorta.it
La bellanotte http://www.labellanotte.it/
AZ.AG.  cantina odoardi http://www.cantineodoardi.it/
Bisol desiderio&figli societa agricola http://www.cantineodoardi.it/
AZ.AG alessio dorigo http://www.dorigowines.com/index.html
Casa vinicola sartori http://www.sartorinet.com/
Cantina produttori cormons http://www.cormons.com/
Cave du vin blanc de morgex et de la salle http://www.caveduvinblanc.com/
Cantina ceretto monsordo bernardina http://www.ceretto.com/
AZ.AG vigne uniche di alfiero boffa http://www.alfieroboffa.com/
Cantine luigi baudana http://www.luigibaudana.it/index.php
AZ.AG le marchesine http://www.lemarchesine.com/def/
Keltern caldaro http://www.kellereikaltern.com/
Kellerei bozen http://www.cantinabolzano.com
Cantina Novelli http://www.cantinanovelli.it/
Fontana candida www.fontanacandida.it
AZ.AG scacciadiavoli http://www.scacciadiavoli.it/
AG goretti http://www.vinigoretti.com/
Tenuta col d’orcia http://www.coldorcia.it/
Fattoria di montechiari http://www.montechiari.it/
AZ.AG gabriele valeriani http://www.valerianigroup.com
Fattoria coroncino http://www.coroncino.it
Tenuta colli di serrapetrona http://www.tenutacollidiserrapetrona.it/
AZ.AG trerè casale http://www.trere.com/
Cantine ceci http://www.lambrusco.it/
Baglio di pianetto http://www.bagliodipianetto.com
Contini www.vinicontini.it
Gostolai http://www.gostolai.it/
Morgante www.morgantevini.it
Cantine cifarelli www.cantinecifarelli.it
Zito http://www.cantinezito.it/
Antichi vini di puglia feudo di santa croce http://www.tinazzi.it/
Mustilli www.mustilli.com
Ocone www.oconevini.it
Agriverde http://www.agriverde.it/
Goiovanni terenzi http://www.viniterenzi.com/
Allegrini www.allegrini.it
Les cretes http://www.lescretes.it/
Villa de puppi http://www.depuppi.it/azienda/
San leonardo http://www.sanleonardo.it/
Lupi http://www.vinilupi.it/
Tre monti http://www.tremonti.it/
Abbazia di novacella http://www.abbazianovacella.it
Barba www.fratellibarba.it
Terra d’aligi http://www.terradaligi.it/
Conti di buscareto http://www.contidibuscareto.com/
Cantina del farnio http://www.contidibuscareto.com/
Banfi http://www.castellobanfi.it/
Le bertole http://www.lebertole.it/
Cleto chiarli e figli http://www.chiarli.it/
Balbi soprani http://www.balbisoprani.it/
Perla del garda http://www.perladelgarda.it
La tunella www.latunella.it
Conte Loredan Gasparini http://www.loredangasparini.it/

次回24期コースは1月31日から開催されますので、こちらはFacebookにて日々のコースの様子をご覧頂けます。

又現在は2014年5月に開催される25期コースの受付中です。ご興味のある方はinfo@accademiadeivini.comまでご連絡下さい。

 

AISソムリエ紹介 渕上誠剛さん

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「料理を通じて人に幸せな時間を提供したい」(九州グルメ本:「美味本」渕上さんの紹介文より)その熱い思いがイタリアワインの世界に渕上さんを導き、Accademia dei viniの開催する「イタリアソムリエ協会認定ソムリエ」を受講するきっかけになったと語る渕上さん。

渕上さんがオーナーシェフを務めるイタリアンレストラン「jam jam」はイタリア料理をベースに、日本人の感覚を活かした料理を得意とし、普段使いからウェディングやおめでたい席での利用が多い人気店です。人気店のオーナーが、6週間もお店を空けるというのはかなり勇気が必要だったのでは??と思うのですが、その点はお店のスタッフの方々がきちんとフォローをし、授業以外の時間ではスカイプ等を通じてしっかりお店とのコミュニケーションをとっていたそう。

人望の厚いオーナーだからこそ、スタッフの皆さんも渕上さんの不在中もお店を守りしっかりとお仕事をなさっていたのだと思います。

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コース期間中の事を振り返ると「イタリア語という事だけではなく、ワインの専門用語は自分にとって聞き慣れない言葉が多く、苦労した部分もありました。でも、新たな発見や改めて深く知る事が出来た事のほうが、遥かに印象に残り、またその後の自分のスキルアップに多いに役立っている事を強く実感しています。本場イタリアでAISの資格を取得できたことは私の人生にとって大きなひとつの達成感となりました。」とのこと。

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「言葉の壁はたしかにあったおと思いますが、それ以上にイタリアでの生活は、人・料理・街、全てにおいて本当に楽しく有意義な時間でした。」と語る渕上さんは、コース期間中の週末は滞在先のモンテカティーニの街やフィレンツェ、ルッカなどを散策したり、コース後もイタリアの北から南の各地を訪問し、ワインと料理の世界をじっくり研究をし自分の知識向上への余念がないイタリア滞在だったようです。

「もう一つ滞在中に深く印象に残っている事としては、モンテカティーニにあるレストランのキッチンをお借りして、本場イタリアで、Accademia dei viniの方や、現地の方々、レストランの方々へ私の料理を作らせて頂き、素晴しい一時を過ごした事です。こういった全ての経験が、自分の中にひとつひとつ刻まれてしっかりと血となり肉となった気がします。(笑)」

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これからの渕上さんの目標は「先ずは自分のレストランでAISで学んだアッビナメントを多くのお客樣方に楽しんで頂き、イタリアワインの素晴しさを今まで以上に感じて頂きたいです。そして九州にもっともっとアッビナメントやイタリアワインの素晴しさを伝えられるような、またAISと九州をつなぐような役割を担えるようになりたいと思っています。そして更には、イタリアはもちろんのこと世界中に私の料理とAISのアッビナメントを楽しんで頂けるような展開をして行こうと思います」と力強く語って頂きました。

渕上さんの言葉からは、その素敵な人柄と「人間力」が伝わってきます。お店では彼の作り出すお料理の世界、そしてそこにイタリアワインとのアッビナメントが加わり「人+料理+ワイン」が織りなす素晴しい空間が溢れているのでしょう。

AISソムリエの知識を持つシェフとしてのこれからのご活躍を、イタリアからも応援しています。

−−− プロフィール −−−

渕上誠剛(ふちがみ せいご)

Accademia dei vini22期:2013年5月コース

Ristorante jam jamオーナーシェフ

福岡市中央区大名1-8-36 IL・MONDO大名Ⅰ 1F・2F

http://www.jamjam8.com/

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Viaggio in Bolgheri dicembre,2013

IMG_1257第23回AIS認定ソムリエ養成コースが終わり、生徒の皆さんと「スーパートスカニー」という言葉で世界的にも有名になったボルゲリ市にある2つのワイナリーを訪問しました。
ボルゲリ市に向かう途中にはワインで有名な街と一目でわかるような葡萄の樹々やワイン樽のモニュメントが所々で見かけることができます。そしてそこを通り抜けると葡萄とオリーブ畑が広がり、何軒ものワイナリーの看板が道路脇に印されおり、車の中からそのワイナリーの名前を見ているだけでもワクワク感が高まりました。

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そしてたどり着いた一軒目のワイナリー”Ca’ Marcanda”。バルバレスコの王者とも言えるGaja氏がボルゲリで新しいワインへの挑戦をしているワイナリーです。創設者Gaya氏のこだわりはワイン作りのみならず建物の素材から設計まで品質を保ち効率良く仕事ができるよう徹底していました。実際にカンティーナ内の従業員が3人というから驚きです。畑•ワイナリー見学後はここで作られている3種類のワインPromis,Magari,Ca’marcandaを試飲しました。ワイナリーの歴史を聞き、実際に畑やカンティーナなを見学してからのテイスティングは感慨深く、五感に響く素晴しい一時でした。

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そしてお昼ごはんはボルゲリ旧市街地へ。IMG_1195ボルゲリの街から伸びる5kmほどの糸杉の並木道は、イタリアの詩人Giosuè Carducci(ジョズエ・カルドゥッチ)が詠んだil viale dei cipressi『ボルゲリの糸杉並木』の詩で有名です。ちなみにCa’Marcandaのボトルラベルはこの糸杉並木道を見立ててデザインしたそうです。参道を抜けるとボルゲリの城の入り口が見えてきます。城壁の中が旧市街地です。建物や家々は趣がある可愛らしい印象の街並でした。

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昼食はお店の棚いっぱいにワインがずらりと置いてあるエノテカへ。ここでは地元ボルゲリの有名ワインが50ml、100mlの計り売りでグラスワインのオーダーができるので生徒さんたちは吟味して試されていました。

IMG_1260昼食後、糸杉並木道のお隣にあるワイナリーOrnellaiaへ。到着後、Ornellaia専用車で所有の葡萄畑を見学。ティレニア海を覗む葡萄畑の景色を眺めながら自社で行っている葡萄栽培や所有の土地の特徴などを教えて頂きました。その後、美術館のような建物のワイナリーへ。建物に入ってすぐの踊り場には2006年から始めたアートとワインの融合を目指すVendemmia Dal’artista『ヴェンデミア・ダルティスタ』プロジェクトで作られたモニュメントやアーティストとコラボレーションしたラベルデザインなどが展示されていました。そしてお待ちかね、テイスティングではLe Volte dell’ornellaia, Le Serre Nuove dell’Ornellaia ,Ornellaia,Variazioni in Rosso dell’Ornellaia,の4種類のワインを優雅な空間のテイスティングルームで味わいました。

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今回訪れたボルゲリ地域はティレニア海岸沿いに位置し、余分な湿気を海風が乾かし、水面から反射する夕陽が通常よりも長く葡萄畑を照らすそうです。この気候条件と土壌条件などが葡萄栽培の大きな要素となっているそう。生産者さんそれぞれが持つ熱いこだわりやフィロソフィーを体感できた訪問になりました。

 

Visita Azienda IL CALEPINO

IMG_0773北部ロンバルディア州ヴァルカレピオ地区から、IL CALEPINO社社長Franco氏と、トスカーナ地方担当者AISソムリエMassimo氏がAccademia dei viniコースを訪問し、同社ワインのご紹介を頂きました。

今やイタリアのスプマンテの世界では代表的な位置づけのフランチャコルタ。このヴァルカレピオという地域はOglio川を挟み、フランチャコルタの対岸に位置します。地域性ということもあり、IL Calepino社でもメトドクラシコによるスプマンテ作りを行っており、この日はその中でも3種をご紹介頂きました。

メトドクラシコとはいわゆるフランスのシャンパーニュ地方で作られる「シャンパーニュ」と同じ製法ですが、シャンパーニュ地方では一般的には異なる収穫年のぶどうをブレンドし、メゾン独自の味わいを造り上げるのが一般的ですが、同社はその収穫年の特徴を活かすため、単一収穫年のぶどうを使いスプマンテづくりを行っているとのこと。 40年の歴史を持つ IL CALEPINO社。その歴史やワイン作りに対するFranco氏の情熱的な話に、生徒の皆さんは興味津々、さまざまな質問が飛び交いました。 プレゼンテーションの後は、そのスプマンテでアペリティーボです。 この日、午前中にレベル2の確認テストを終えた生徒さんたちは、Franco氏を囲み美味しく楽しいひとときを過ごしました。

written by Kayo Kotani(Sommelier AIS)

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