今年10回目を迎える「Emozioni dal mondo Merlot e Cabernet insieme」に、今年も再びAccademia dei viniよりAIS日本人ソムリエが審査員として参加をしました。
このコンクールには世界から21カ国が参加し、207社のワインが審査の対象となりました。又、審査員としてもプロのソムリエによる品質の評価に加え、一般の消費者の声を聞くという目的から「一般」の部も作られ、23カ国総勢93名の審査員が7つのグループに分かれて審査を行いました。
審査結果の発表は18日に行われ、63本のワインが金賞を受賞、うち32本がイタリア産のワインでした。今年の金賞受賞ワイナリーの中にはイタリア、フランスはもちろん、イスラエル、クロアチア、ルーマニア、そしてトルコのワインもここ数年品質の伸びを見せています。ワイン作りの世界的規模での品質が上昇していることがわかり、非常に興味深い結果になっていました。
こちらのコンクールはロンバルディア州Valcalepioという地域の協同組合が指揮を取り毎年開催しているコンクールですが、地域の発展という部分にも非常に貢献しており、世界各国から訪れる審査員の方々に、地域の文化を感じて頂けるよう。。。という目的で、コンクール外の時間帯に地域の産業を見学する時間が用意されています。
今回は「tessile/繊維」をテーマに、コンクール会場も昔の織物工場の跡地展示会場にて開催されました。
ワインを「文化」として、そして限られた人々だけではなく、裾野の広い活動をし開かれたコンクールでもある「Emozione dal mondo Merlot Cabernet insieme」は、これからの活動が更に楽しみです。