投稿者「Yoko N.」のアーカイブ

数字で見るVendemmia 2011

2011年のイタリアに置けるぶどうの収穫状況は例年にない収穫量の減少が顕著であるという結果が、istatの資料を参考にIsmeaによる推定により明らかになりました。

収穫総量としては42,3百万ヘクトリトル(2010年に比べ10%の減少)であり、43百万ヘクトリトル以下を記録するのは1957年以降3回目となります。 世界の中で常にトップクラスの生産量を誇るイタリアとしては、2011年度は49百万ヘクトリトルの生産量のフランスに1位の座を譲ることになります。

この減少の理由としては、気候も大きな影響を与える要因ともいえ、事実2011年は暑さが非常に長続きし、雨も少なかったのが特徴と言える気候でした。そのため、灌漑環境を認められている地域でも全てをまかなうことができず、ぶどうの房自体に大きなストレスを与えたということと、水分量が不足していたためぶどう粒の熟成時期が早まり、糖質が非常に凝縮した事等も収穫量の減少に影響を与えていると言われています。その他、シチリア州等を中心に「Vendemia verde」を行った事や、イタリア全土において平均的に2週間程収穫の時期が早かったこともあると言われています。

それではワインのクオリティーとしては??という会話もすでにあちこちでも話が始まっていますが、これは数字だけでは理解しきる事のできないもの。

参考までにISTATによる収穫量の推移についての一覧を掲載するのでご覧ください。

 

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Visita Cantina : Cantine Leonardo da Vinci

「AIS認定ソムリエ養成コース」では、第一レベルの授業の一環としてワイナリー訪問を行います。

第17期Accademia dei viniのコースの皆さんも、Vinci市近郊に位置する「Cantine Leonardo da vinci社」を訪れ、講義で学んだ内容を改めて実際に自分の目で確認をし、更に知識を深めたようです。

1961年に協同組合として設立された Cantine Leonardo da vinciは昨年2011年で50周年を迎え、現在では500ヘクタール以上の畑を所有し、150名以上の会員を抱える大きな組織へと成長しました。そしてその勢いはVinci近郊のみにとどまらず、現在ではMontalcinoにも協同組合を持ち、ワイン造りに加えてワインの輸入販売もグループ企業として行っています。

(詳細はhttp://www.cantineleonardo.it をご覧ください)

ワイナリー見学ではワインが造られる過程だけではなく、畑の作り方や土質等もしっかり説明を受け、その後のテイスティングでは10種のテイスティングを行いました。

各コンクールでも数々の賞を受賞し、先日開催されたVinci市主催のコンクールでも、Chianti Montalbano部門で見事に第一位を受賞した Cantine Leonardo da vinciのワイン。日本にも既に輸入が行われているワインのラインナップもあるとのことです。

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Vinitaly 2012

世界に誇るイタリア最大のワイン見本市とも言われているVinitaly(ヴェローナにて開催)。日本からも年々来場者が増え、年が明け、日本国内の各関係者の皆様も渡伊の計画を決めつつあるのではないでしょうか。

Vinitaly 2012最新情報として、まず話題となっているのが「Agricoltura Biodinamica/ビオディナミワイナリー」のコーナー。非常にコアなマーケットとは言うものの、世界を見渡せばリクエストが非常に増えつつあるマーケットとも言えます。会場内のPalaexpoのPrimo Pianoに100社以上が集まる予定です。

また、46回目となるVinitalyの最大の話題は開催日程の改訂。今まで4月の第一木曜日から翌月曜日の期間で開催されていた日程が、今回は3月25日(日)から28日(水)に開催されます。この日程にする事によって、今までの5日間から4日間に短縮されるものの、ビジネスとしては凝縮した時間を使う事によって、参加ワイナリーにとっても計一時間の有効活用をしてもらおうという配慮とも言われています。また、来場者の中にレストラン関係者も多く見込んでの日程設定にもなっており、来場者アップへの期待も込められているとの事。

参考までに、2011年度の来場者は156000名、内48000名が海外からの来場者となり、2010年度に比べ3%アップ。110カ国以上からの来場者がありました。海外の主要来場国としてはドイツ、アメリカ、カナダ、その他ヨーロッパの各国々から、そしてロシア、中国、香港からも多く訪れたそうです。

AISも会場内のブースにて皆様をお待ちしております。 イタリアワインを一同に知る良い機会とも言えるVinitaly。今から皆さんの春先の予定に組み込んでみては如何でしょう。

 

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Auguri!!

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Visita cantina con ENOLOGO : Tenuta bacco a Petroio

Enologo(醸造家)といえばワイン造りの専門家でもあります。その彼らが口々に言うのが「Enologoがワインを作る訳ではない。やはり畑のぶどうのクオリティーがあってこそのクオリティーワインなのだ」と。

AIS認定ソムリエ養成コースの中では、1レベルの最初に勉強するのが「栽培学と醸造学」。Accademia dei viniのコースでは、この授業には現在エノロゴとして世界を舞台に大活躍中の醸造家「Francesco Bartoletti先生」を招いて授業を行っています。

週末には、課外授業として彼の手がけるワイナリーを訪問し、醸造家からみたワイン造りについてじっくり学ぶことができ、イタリアならではのワインの勉強法を実体験。

この日訪れたのはVinci市郊外でChiantiワインを作る「Tenuta Bacco a petroio社」。家族経営の小さなワイナリーながらも、エノロゴBartoletti氏との協力のもと、丁寧に誠実に作られたワインは「グラスの中にワインへの愛情をきちんと感じ取ることができる」と、生徒のみなさんも感動を覚えたようです。

イタリアには、まだまだこうした小さいながらも素敵なワイナリーがたくさんあります。日本にもそんなワインが沢山上陸しているはず。日本で味わうイタリアワインからもそんなイタリアの空気を感じ取ってみてください。

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La logica della degustazione del vino

ソムリエ資格を取得してからが本格的なソムリエ修行とも言います。イタリアソムリエ協会では資格所得者のその後のスキルアップの為に、各支部において様々なセミナーが開催されています。

そんな中、今注目を浴びているセミナーがこちら、Roberto Bellini氏による「La logica della tecnica della degustazione del vino」です。

ワインを理論的に理解する能力を高める為のこのセミナーでは、毎回のテーマを決めてワインを様々な角度から分析をして行きます。

12回にわたる講義の中では、ワインの色や香り、そして味わいについて理解を深めて実力をつける事の出来る、非常に興味深い内容です。

17期Accademia dei viniの生徒のみなさんも、ソムリエ訓練の一貫としてこのセミナーに参加をしました。

皆さんが参加したその日は「I profumi del vino bianco」「i profumi del vino rosso」の2回のセミナー。

各回とも、品種による香りの特徴、そして土質との兼ね合い、そして熟成の中での香りの変化等々、ソムリエ養成コースで学んだ基礎を元に、それを更に高める為の講義と、それを実体験する為の8種類のワインのテイスティングが行われました。

赤ワインのセミナーでは、黒いグラスを使ってまさしく嗅覚の本質を見極めるテイスティングも行われ、ソムリエの訓練として、そしてワインを更に理解する為の訓練としても、とても良い経験になった事でしょう。

次回のこちらのセミナーのテーマは「L’equilibrio del vino/ワインのバランスについて」です。

イタリアで行われるこちらのセミナーですが、イタリアソムリエ協会会員の方であれば、どなたでもご参加頂く事は可能です。

1月下旬以降に行われる予定のこちらの講義、ご興味のある方はclub@aisjapan.itまでお問い合わせ下さい。casino onlinecasino onlinecasino onlinecasino online

Duemilavini 2012

IL LIBRO GUIDA AI VINI D’ITALIA
PER PROFESSIONISTI E COMUNICATORI, PER IL POPOLO DEL VINO CURIOSO E APPASSIONATO, PER COLORO CHE DESIDERANO CONSULTARE UN TESTO SEMPLICE E PROFESSIONALE AL TEMPO STESSO.

イタリアソムリエ協会の公式ワインガイドブック「Duemilavini2012」。

プロとしてワインの世界でご活躍中の皆様や、そしてワイン愛好家の皆様にも、イタリア語記載ではありながらも分かりやすくシンプルに記載されている内容から、イタリアワインのバイブル的な役割を果たしているとも言える一冊でもあるDuemilavini.

第12号となる今年は、約1800ページにわたり1685社のワイナリーが紹介され、20000本以上テイスティングされたワインの中から、最終的に選ばれた437の5グラッポリを受賞したワインを詳しいテイスティングと共に掲載しています。また、例年に比べグラフィック的にも少し工夫が凝らされており、求めているワインを探したり、地域のワインに着いて知りたいときの参考にしたり、様々な使い方が出来るガイドブックとも言えるでしょう。

AIS会員の皆様には、会費の中にこのガイドブックの費用も含まれています。2011年度AISの会員の皆様のガイドブックも。現在事務局に順に届き始めています。日本在住AIS会員の方で、郵送費用をお納め頂いたかには、クリスマスシーズンの郵便局の混乱を避け、年明けにイタリアから発送させて頂きます。1月下旬から2月初旬にお手元に届くかと思いますので、楽しみにお待ち下さい。

また、会員外の方にはイタリア国内においては書店でも購入が可能です。そして、今年は新たにiphoneバージョンもすでに販売が開始されています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。

http://itunes.apple.com/do/app/duemilavini-2012/id471266934?mt=8&ls=1

その他、ご質問等はclub@aisjapan.itまでお気軽にご連絡下さい。

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La citta di Leonardo ospita aspirante Sommelier AIS giapponesi


11月20日に開催された「Sapori e colori del Montalbano」を機会に、17期Accademia dei viniの生徒の皆さんがVinci市及び”MESSER CHIANTI nella Terre del Genio 2011″にて優勝したワイナリーの訪問を行いました。

Vinci市訪問の際にはDario Parrini市長からも歓迎を受け、Vinci市とワインに着いてしばし懇談が行われ、その後Assessore: Paolo Santini氏の案内の元、博物館等を見学しました。

イベントの中ではVinci市周辺の郷土品及び今回コンクールに参加したワイナリーのワインの試飲コーナーもあり、イタリア各地からも訪れた観光客、そして地元の皆さんとともにワインを囲んだ賑やかなひとときを過ごしたようです。

又、イベントの最後にはVinci市長の挨拶、審査員を代表してAISソムリエの亀山氏からの挨拶に続き、優勝ワイナリーの表彰式が開催されました。

尚今回優勝したワイナリーは

Chianti Montalbano部門:Cantina Leonardo

Chianti 部門:Azienda Agricola Betti社

Chianti Riserva部門:Poggiotondo社

訪問の様子はまた後日お伝えします。

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miglior Sommelier d’Italia

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“MESSER CHIANTI nelle Terre del Genio 2011”

トスカーナだけではなく、イタリアを代表するとも言えるワイン「キャンティ」。このキャンティワインのコンクールが11月にVinci市役所主催にて行われました。

第6回目となる今回のコンクールからはAIS(イタリアソムリエ協会)も審査の一端を担うことになり、2名のAISソムリエが参加しました。また、「国際市場」を意識し、コンクール審査員にイタリア人外の国籍を持つメンバーを加えたことも、今年からの豊富と担当のFrancesca Peruzziさんも語っています。

ワインへ求める物が近年「量」から「質」に変化している中、このようなコンクールが開催される事によって、「品質」を作り上げる意識が高まり、品質レベルが高まり、全ての相乗効果につながり、マーケットそして消費者にとっても好環境が出来上がる事でしょう。

また、2012年度にはこのコンクールで受賞したワインが日本でも味わうことができるよう現在企画が進行中です。詳細が決まり次第、こちらのサイトでもご案内して行きます。

Messer Chianti nelle terre del genio 2011審査委員一覧

Roberto Bellini (ロベルト・ベッリーニ):AIS Italia 副会長、World Wide Sommelier Association ゼネラルマネージャー

Emy Kameyama (亀山絵美):AIS(イタリアソムリエ協会)日本担当

Mauro Marconcini (マウロ・マルコンチーニ)– Federazione delle Strade di Toscana 会長

Benedetto Squicciarini (ベネデット・スクイッチャリーニ):Fiduciario Condotta Slow Food del Comprensorio del Cuoio –,

Giacomo Cesari (ジャコモ・チェザーリ): enologo

 

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